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村上春樹の良さがわからない人へ彼の魅力を教えます

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こんにちわ、お元気に過ごされていますか。

 

りょすけです。

 

今日は、小説の話しをします。

 

ズバリ、

 

村上春樹の良さがわからない人へ彼の魅力を教えます

 

でございます。

 

というのも、この前Quoraでこんな質問を見つけたので、答えたくなりました。

 

村上春樹の作品の魅力は何ですか?小生は「ノルウエイの森」を半日で読み終わって、この作家を読む価値はない、と判断して以来読んでいません。理由は、思想がないからです。

 

以下が答えです。

 

 

私の知人に、小説が好きな人がいまして、彼に「ノルウェイの森どう思う?」って聞いたら、

 

彼は「よく分からない、彼の小説は物語がよく分からない、前に進まないし、オチも着地しない、ていうかない、だから村上春樹は好きじゃない」みたいなことを言ってました。

 

それで、そんな感じの発言をする人はその他にもいたり、また、インターネット上にもいました。

 

トドのつまり、村上春樹を好きじゃない人は "正しいストーリー" のようなものが、ベースにあり、一貫性のある主張や、伝えたいことが明確なものが、一歩一歩ちゃんと前に進んでく読み物が好きなのかな? となんとなく感じました。

 

そういう観点から言えば、村上春樹の小説は、ストーリーとしてはあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、まるでタランティーノの映画を見てる気分になりますし、

 

その上、彼の小説は、心情的な描写や、抽象的な表現が多発しまくっていて、小説を読んでるというよりは、エッセイを読んでる気分になることがあります。

 

それに、彼は僅か一言で済む単語を、わざわざ長文で回りくどく書いたりするので、とにかく変わった文章だなあって思います。

 

が、驚くことに、これが「村上節」としてコアなファンに圧倒的に愛されてて、なんていうか、それだけではなく「歌の美空ひばり」「競馬の武豊」みたいな感じで、小説に興味がない人でも結構知ってるみたいな感じですらあると思います。

 

しかも、彼のファンって、いつの時代も若い人が多いらしいんですよ。自分も彼の小説を初めて読んだのは16歳で、1Q84を初めて立ち読みして、生まれて初めて本が面白いって感覚を知りました。

 

そういう観点から言っても、彼の文章って、「圧倒的に読みやすい」と思います、そのライトノベルかの如く読みやすい文章も、彼の小説の魅力ですよね。


ちょっと話しを戻しますけど、先ほど私は”彼はひとことで済む単語を、わざわざ長文で回りくどく書いたりする”って言ったんですけど、僕のお気に入りの一説があるので紹介します。

女のいない男たち (文春文庫)

 

「女のいない男たち」っていうオムニバス形式の短編集があるんですけど、

 

この中に "独立器官"っていう作品があります。

 

これは、主人公である渡会(とかい)医師が、超プレイボーイで、色んな女性と同時に付き合って、

 

気楽でカジュアルなお楽しみの生活を続けてたところ、

 

偶然にも、自分の理性が吹っ飛ぶような女性と出会ってしまい、

 

これまでの女遊びを全てやめて、その女性に全てを捧げる覚悟をするのだが、

 

最終的には、その女性にとって渡会(とかい)医師は、ただ暇な時に遊べるカジュアルなパートナーで、

 

本命には別の若い男がいて、渡会(とかい)医師は、その女性に、ある意味では簡単に切られてしまう。

 

それで、彼は今まで自分が他の女性を扱ってたように、自分が単なる二番手かそれ以下であると知ることになる。

 

それで、彼は絶望し食べ物も喉を通らなくなり、餓死するという物凄い話しなんだけど。

 

まあ、はっきり言って、こういう話しってそれこそ、ちょっと意味不明なので、ディスる人が多そうなんだけど(笑)

 

この話しの中に、とある諺(ことわざ)が出てくる場所があるんですよ。

 

その諺(ことわざ)っていうのは、『猿も木から落ちる』っていう諺(ことわざ)なんだけど、彼は、この言葉を、こういう風に言うんですよ。

 

猿にだって枝を摑み損ねる日はやってくる。

 

うまく伝わってるのか分からないけど、

 

村上春樹の文章の魅力って、こういう、なんてことない言葉や、もっと言えば現実に対する表現の仕方なんじゃないかなって思うんですよね。

 

だから、僕からしてみれば、本の物語の正確さとか、伏線が回収されてるかとか、一貫した物語性とか、主張や思想や、意見とかっていうことはどうでもよくて、

 

単純に、村上春樹節の言葉が好きであり、小さなセンテンスから学べる人生で大切な知恵や、本質的な知識が得られると思うんですよね。

 

まあ例えば、同書ではこんなことが書かれてて

 

誤解を恐れずひとことで表現してしまうなら、渡会は「人当たりの良い」人物だった。負けず嫌いなところとか、劣等感とか嫉妬心とか、過度の偏見やプライドとか、何かへの強いこだわりとか、鋭敏すぎる感受性とか、頑なな政治的見解とか、そういう人格のバランスの安定を損ないかねない要素は、少なくとも表面的にはまったく目につかなかった。まわりの人々は彼の裏のない気さくな性格と、育ちの良い礼儀正しさと、明るく前向きな姿勢を愛した。

村上春樹. 女のいない男たち (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1426-1430). Kindle 版.

 

ああ、確かに人当たりの良い人ってこういう感じの人だよなあ、言語化ありがとおおとか思ったり、

 

他には、こんなのとか。

 

それより彼が高く評価するのは、頭の回転が速く、ユーモアの感覚に恵まれ、優れた知的センスを具えた女性たちだった。話題に乏しく、自分の意見というものを持ち合わせない女性たちは、容貌が優れていればいるほど、渡会の気持ちを挫けさせた。どんな手術をもってしても知的スキルを向上させることはできない。

村上春樹. 女のいない男たち (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1378-1385). Kindle 版.

 

ああ、確かにこういう女性って魅力あるよなあとか。言語化ありがとおおとか思ったり。

 

まあ、こういう小さな有難いお言葉が、村上春樹が好きな人は好きだと思います。

 

もうだから、小説が好きっていうよりかは、村上春樹のエッセイが好きなんですよ、きっと。

 

僕もこの文章を書いてて、そんな気になってきました。

 

村上春樹は、エッセイストです。

 

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