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もし私の主人が実際に死刑に処されたら、私もやはり夫を奪われた被害者という立場になってしまうでしょう

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この前、YouTubeのおすすめで偶然、『光市母子殺害事件』というものを知りました。

 

これは、1999年に、

 

当時18歳の少年が、23歳の女性を強姦し殺害し、生後11ヶ月の赤子もついでに殺して捕まったという事件でした。

 

捕まった少年は反省が見えず、判決の一審と二審で無期懲役が決定したとき、「勝った、7年もすれば地上に芽を出す」みたいな手紙も送った事実が公開されています。

 

殺された女性の旦那であり、子供の父親だった男性は、とても怒り悲しみ、

 

ひとを二人も殺しておいて、18歳であることが死刑を免れる正当な理由にはならないとして、頑張って主張をメディアで訴えていました。

 

その結果、7年の歳月を費やして、最高裁は審判を差し戻し、やり直し裁判になることが決定したんです。

 

最高裁は、簡潔に申しますと『18歳だというだけでこの案件が死刑にならないなら、正義もクソもない』として裁判を差し戻し、

 

この意思は、もう一度、裁判をするときも引き継がれるため、事実上、この少年がいつか死刑になる確率はグーんっと上がったということになりまして、

 

結局、2020年に、この事件は死刑の確定で幕を閉じ、ネットでは誰もがこの結果に歓喜したわけですし、同時に、また裁判を何年もかけてやった被害者遺族の方は、辛い思いお疲れ様でしたという心境は私も同じなのですが、

 

でも、実は私は昔、何かの本で、死刑囚の家族の意見みたいなものを読んだことがあるのです。

 

その本には、概ねこんなことが書かれていました。

 

「うちの主人は人を殺してしまって、死刑の判決を受けたのだから、死刑になってもそれは仕方がないと思います。被害者の家族のことを考えると、主人のことはいくら憎んでも憎みきれないだろうなとも思います。しかし、ふと考えた時に、もし私の主人が実際に死刑に処されたら、私もやはり夫を奪われた被害者という立場になってしまうでしょう」

 

こうなってくると読んでるこっちは大変ショックを受けるよなあって思うわけです。

 

でも、多分これが『個』の正直な反応っていうか、『光市母子殺害事件』の少年犯人の父親も、YouTubeでこんな発言をしていました。

 

『無期懲役ではなく死刑は免れないって言って裁判差し戻すなら、その意思決定が尊重された上で裁判のやり直しなんだろう、なら息子は死刑になったようなものじゃないか、少年法っていうのは、更生するチャンスを与えるものなのじゃないか、人を恨まず罪を恨むっていうものなんじゃないか』

 

誰が死のうが、自分の子供が悪かろうが、結局、自分の子供への愛情は変わらないと。

 

結局、戦争が怒るのも領土争いが起こるのも、全部このような「個」もしくは「家族」もしくは「組織」もしくは「国」への愛情忠誠心から来るものだなと学んだのでした。

 

人の苦しみとか悲しみというものは本当は知りえないものですね。

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藤沢瞭介(Ryosuke Hujisawa)

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