
死ぬのは怖いですか? | Quoraの質問に答えてみた!
もちろんです。
怖いに決まっています。
私は、『死』から逃れられるならば、ベニクラゲ(不老不死と呼ばれるクラゲ)になったって良いと思っています。
スティーブ・ジョブズはかつて、こんなことを言っていました。『天国に行けるって言われても、皆んな死にたいわけじゃない』と。
皆んな、死にたくないんです。
私は、かつてパニック障害みたいな精神疾患を患ったことがありまして、控えめに言っても、毎日が地獄でした。
今、心臓が止まってしまうんじゃないかと恐怖に襲われるのです。
実際にはなんの病気も持ってないのに、心の状態が、呼吸困難や動悸、吐き気や震えなどの現実の事象を引き起こすのです。
お金もいらない、名誉もいらない、モテなくていい、大そうな仕事も何にもいらない、ただ平穏な日常生活をくれと心の底から祈っておりました。
死への恐怖、本当に死ぬかもしれないと、勘違いでも痛感したことある人ならば、どれほど恐ろしいか分かるはずです。
こんな感情には、もう死ぬまで勘弁してもらいたいですね。
それで、
私は『死への恐怖』を克服するために、生き方を改めることにしました。
例えば、三島由紀夫はかつて、生前こんな言葉を残しております。
『人間は、自分のために生きて、自分のために死ねるほど強くはない、だから自分以外のために生きなければいけない』
と。
お母さんは、自分の子供のためならきっと命だって惜しくないですね。
自分には子供がいませんが、その教えを忠実に守ろうと思っております。
また、日本が産んだビジネス界の天才、孫正義さんはラジオでこんなことを言っております。
『やっぱね、人生一回きりですからね、のんべんだらりと過ごしても、一生は一生、だけど、一回しかない人生、打ち込んで打ち込んで打ち込んで、魂ぶち込んで、志高く過ごす、悔いは残らないと思うんです、そうすれば。自分の夢が、個人の夢という次元を超えて、一人でも多くの人に、何か感動を与えたい、喜んでもらいたい、そういうことになると本当に志だと思うんですよね。その志が、高い志であればるほど、自分の人生が、死ぬ五分前に、良い人生だったと、面白い人生だったと、そう思えたら自分にとって最高なのではないかと。』
自分は、その教えを忠実に守ろうと思っております。
自分には、大した力などありませんが、
今日一日、自分は自分以外のために何かを残すことができただろうか?未来へ良い影響を少しでも与えることができただろうか?あと一瞬しか生きることができなくても、残っている力の限りを尽くして、未来に繋がることを残していこうと。
そういう風に考えて生きています。
そうすると、不思議なんですが、俺も寿命がきたら寿命を受け入れるよと少し楽に考えられるようになりました。
『人間は、自分のために生きて、自分のために死ねるほど強くはない、だから自分以外のために生きなければいけない』
三島さんに感謝です。