
人脈とは困った時に頼れる人達のことではなく、困った時に自分を頼ってくれる人達の数だ
昔、誰かから聞いた話で、人脈にまつわる話があったんですよ。
多くの人にとっての人脈っていうのは、困ったときに頼れそうな人のリストじゃないですか。
例えば、交流会とかに頻繁に出掛けていく人っていますけど、
恐らく彼らの目的って、新規開拓か人脈作りの場合が多いと思うんですよね。
でも、人脈ってそういう類いのものじゃないでしょっていう話なんですよ。
私が高校生の頃、私が通ってた高校って芸能人とか沢山いる系の学校で、
私の席の隣には、メジャーデビューしてるジャニーズとかいて、
そういう人間と、クラスが二年くらい一緒で、席が隣だった時期も結構あったんで、
普通にベラベラ喋ったりすることもあったわけですよ。
でもさ、それってクラスの友達だとは言えるかもしれないけどさ、人脈とは言わないだろってことなわけですよ。
だってさ、別に同じ釜の飯食った仲間でもねえしさ、生きてる世界は、俺みたいな凡人とは天と地ほどの差があるし。
万が一にも、俺が彼らに何か頼みごとしても、何も聞いてくれない確率が高いし、
それに、何よりも、そんなこと聞けるような間柄でもないわけですよ。
つまり、人脈っていうけど、重要なことだったり、苦しいときほど、お互い知ってるだけの人に、なにか頼んだりできないし、
無理矢理連絡しても、なんやかんや言って塩対応されて結局は、なにも自分を救ってくれることなんて、あるわけ無いわけですよ。
つまり、人脈っていうよは、自分が知ってる人でもないし、世話になってる先輩や上司でもなくて、
自分のことを、頼ってきてくれる人たちのリストなわけですよ。
だから、誰が知り合いだとか、誰に世話になってるとか、誰の連絡先知ってるとか、偉い人と繋がりあるとか、そういうのってほんと糞ほど役に立たないことの方が多いし、
深い関係に絶対なれないし、こっちだって頼りに出来ないんだから、そもそもオワコンっていうことなんですね。
だから、あなたも実際に自分に問いかけてみると良いんです。もし、なにか困ったとき、専門分野でもなんでもいいですが、あなたを頼って連絡してきてくれる人、思い当たりますか?
ここで沢山の人の顔が思い浮かぶのであれば、あなたは世の中に体して、色々な場所で信頼の貯金を積み重ねてきてるってことなんですよ。
相手が困ったときに、一緒に困ってあげて解決を助けてあげて、助言してあげて時間使ってあげて、そういうことも相手はしっかり覚えているからこそ、
なにかあったとき、またあなたに相談しようって思うわけで、そういう人の数が、まさしく人脈だというわけなんですね。
ていうか、大体からして、人間関係っていうのは、ほぼ対等くらいの人としか、普通につるめないというのは常識のルールな訳であって、
ほぼ対等の人と一緒に成長していくものなのですよ。
それで、結果的に成長できたら、同じステージの人からフォローされたり会えたりするものじゃないですかと思うわけですね。
以上になります。